【横浜市青葉区】東急沿線で古墳が見られますか？『市ケ尾横穴古墳群』憧れ、古代遺跡めぐりは地元で。
古墳は関西方面へ旅行して見るイメージでしたが、なんと、地元青葉区にもあるのです。
※写真はイメージです
「古墳ブーム」により「ご近所古墳めぐり」が話題になっています。首都圏の住宅地にあるような古墳がNHKほか民放のテレビ番組でも、紹介されるようになりましたね。
2021年1月24日放送されたMXテレビ『日曜日はカラフル!!!』では世田谷の『野毛大塚古墳』などが取り上げられていました。
『野毛大塚古墳』とは、同じ東急線沿線つながり、ご近所古墳は青葉区にもあるのか調べてみました。
実は、青葉区周辺も古墳の宝庫です。それも、青葉区役所と同じ、東急田園都市線市が尾駅が最寄り駅です。本日の記事では『市ヶ尾遺跡公園』（横浜市青葉区市ケ尾町）内にある、『市ヶ尾横穴古墳群』をご紹介します。
『市ヶ尾横穴古墳群』は『市ヶ尾遺跡公園』にある。
『市ヶ尾横穴古墳群』は『市ヶ尾遺跡公園』内にあります。田園都市線市が尾駅を降りて、旧大山街道を厚木街道方面にむかい、厚木街道をわたって少し歩いたところ、『横浜市立市ヶ尾小学校』付近です。駅から徒歩約11分程度です。
神奈川県の史跡なんですね。
A群？B群？そんなにたくさんあるの？ちょっとびっくりです。 横浜市によると、昭和8年と昭和31年に発掘調査が行われたそう。昭和58年に「A群横穴墓」が整備され、「B群横穴墓」が平成6年に整備されたとのことです。
古墳はフツーに住宅地にある・・・意外に広いです。
「A群横穴墓」を目指して園内を歩くと広い広場に出ました。どうやら古墳には前庭があるよう。ゆるいカーブの通路の前が『市ヶ尾横穴古墳群』のA群横穴墓です。
遊具などはありませんが、公園です。
こんなに古墳が、多数あるとは思いませんでした。お墓だと思うとちょっと緊張して、離れたところから撮影。
もっと近くに寄ってみることも、もちろんできます。近くに行くと結構しっかりした「穴」。内部が見学可能なところもあります。ちなみに古墳内部に入るのを怖がる方を無理に入るようにすすめるのは最近、「石ハラ」と言うそうです。大丈夫、怖がりの方も安心してください。周囲から眺めるだけでも、十分古代ロマンを味わえるかもしれません。
竹藪を抜けて「B群横穴墓」を目指す・・・古墳を見るのは冬が旬？
さらに「B群横穴墓」を目指します。竹藪ですね。夏は虫が多いかもしれませんね。
竹藪や木々の間にありました！古代にも青葉区に集落があったなんて、感激します。
内部見学できる古墳もあります。出土品もいろいろ出たようです。
園内には、関東の古墳について説明があります。こんなに身近に古墳があるのはびっくり。
この説明を見ると、ぐるりと意図的に囲むように造られたことがわかりますね。古代のこのあたりに有力者がいたようです。
古代の有力者たちはここで何を思ったのでしょうか。いまはすっかり素敵な住宅街。眺めが良くていいですね。
『市ヶ尾遺跡公園』は住宅地の高台にあり、とても見晴しのよいところでした。古代のひとたちもここから富士山や丹沢の山並みを眺めたと思うと感激ですね。
そこに「ハニワ」はありませんが、確実に古代ロマンの迫力を感じることができました。そして、ほぼ竹藪と森林なので、古墳めぐりは「虫が少ない」冬はおすすめかもしれません。
6世紀後半～7世紀後半に作られ、史跡として保存されている貴重な古墳を目の前にすると、青葉区にも悠久の歴史が流れ、自分もその一部・・・なんて古代史ロマンにトリップできます。
横浜青葉区役所と最寄駅が同じですので、もし役所に行く用事があれば足を延ばしてご近所古墳を見てはいかがでしょうか。市が尾駅周辺は、急な坂が多い街なので歩きやすい靴を履いていくのがおすすめです。『市ヶ尾遺跡公園』にはトイレ、ベンチがあります。
『市ヶ尾遺跡公園』はこちらです↓
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