【横浜市青葉区】川崎北部市場『調理室池田』地元マダムはお買い物あと焼き菓子と温かいコーヒー。
『川崎市中央卸売北部市場』（宮前区水沢1丁目）は青葉区と隣接したエリアにある「プロ」ユースの市場です。早朝は業者さんのみの利用になりますが、午前8時からは一般客も入場が許可されています。一般客が入るのにはハードルが高く感じる市場ですが、実は、青葉区美しが丘周辺の住民は以前から通称「川崎北部市場」と呼んで、使いこなしているのです。
※写真はイメージです。
「我が家は平津三差路からすぐなので、北部市場まで徒歩で行けます。歩いて行って、よく利用しているんですよ」と教えてくれたのは、青果棟でお買い物をしていた、小学生のお子様がいる、市場付近にお住まいのマダム。
もともと、「海鮮丼」など市場めしが目当てだったそうですが、今では生鮮売り場もチェックするようになったそう。
また、北部市場近隣の『東洋英和付属かえで幼稚園』など、美しが丘周辺の幼稚園に通わせている方が子どものイベント準備でお菓子や食材が必要なときにも利用しているのだとか。
「良く利用する青果問屋さんではイベント事前に焼き芋にちょうどよいサイズのお芋について相談して予約をしておきます。事前にお値段がわかりますし、個数を確保しておいてもらえるので安心なんです。」と教えてくれました。
※写真はイメージです。
実際に市場でお野菜を扱っている問屋さんが集まる「青果棟」に行ってみると、家庭でも買いやすい量で購入可能なお野菜が並んでいました。
ほかにも、ラムネやキャンディなど、100個～300個入ったお菓子も購入できるお菓子問屋さんがありました。子どものゲームの景品にちょうどよさそう。これは学校イベントの係になったとき、助かりそうです。他にもコーヒー屋さん、乾物屋さんと気になるお店がたくさんありました。
前述のご近所のマダムがお買い物の後に、ほっとしたひとときを過ごすのにおすすめのお店を教えてくれました。その名も『調理室池田』。バター香る本格的な焼き菓子と熱いコーヒーのおいしさは市場ユーザーの中でも話題になっているそう。
2018年にオープンした『調理室池田』。市場の建物をそのまま活かした作りのため、どこか懐かしさを感じさせます。
青果棟から少し歩くと『調理室池田』がありました。店内の椅子などの調度品は雰囲気あるユーズド感があり、気持ちが落ち着く空間です。棚やテーブルも使い込まれた質感が市場の空気にマッチ。店内に入るとコーヒーの良い香りがしてきます。
訪れているお客様はおひとりさまから2人連れが中心、静かに焼き菓子やコーヒーを楽しんでいらっしゃいました。レモンの風味がしてお砂糖でコーティングされた焼き菓子はびっくりするほどいい香り、幸せな味です。焼き菓子好きにはたまりません。
その日はイチゴジャムを挟んでクリームを乗せたケーキなどもありました。焼き菓子だけでなく、コーヒーもとても美味しかったです。徒歩で市場に来ることができる、近隣の方がうらやましくなりました。
有名なパリのカフェのお皿。バター香る焼き菓子がよく似合う。
サンドイッチほか、お菓子もテイクアウト可能とのことです。『調理室池田』を利用できる時間は、営業時間内でも、一般客が市場を利用できる時間に限られるため、営業時間は短めに感じられるかもしれません。でも朝の限られたひとときをこんな素敵なお店で過ごせたら幸せかもしれませんね。
なお、2021年1月現在『川崎市中央卸売北部市場』は「緊急事態宣言」を受けて、一般客に親しまれていた土曜日の朝市は中止となっています。
少人数で短時間の利用を心がけて一般客が許可された8：00～13：00に利用（『調理室池田』含みます）するようにしましょう。また、市場は水曜日、日曜日、祝日は基本お休みで短縮営業や臨時休業もありますので、お出かけ前に最新情報をご確認ください。
市場には駐車場がありますが、台数には限りがありますので、公共交通の利用がおすすめです。田園都市線たまプラーザ駅から東急バスに乗り「平津三叉路」で下車徒歩8分程度です。付近には『ロピア川崎水沢店』といったお買い物スポットや『菅生緑地』などの広大な緑地でお散歩も楽しめます。
多彩な「問屋」と「市場めし」が充実する『川崎市中央卸売北部市場』気になる方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
『調理室池田』さんはインスタグラムで営業時間やメニューをお知らせしています。市場のスケジュールにあわせてお休みもありますので、訪問前にこちらをチェックすることをおすすめします。
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■北部市場関連組合からのお知らせ（市場めしの情報はこちらから）
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